ダイエット中の頭痛・めまいへの対処法!原因と予防策を紹介

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「ダイエットを始めるといつも頭痛が起きる」
「ダイエット中の頭痛はよくあることだから気にしなくていい?」
「頭痛の原因が分からないので不安…」

このようなお悩みを抱えるダイエッターに向けて、ダイエット中の頭痛の原因と対処法をご紹介しましょう。

ダイエット中に頭痛が起きる原因・対処法、極端な糖質制限がNGな理由、運動中に頭痛が起きる理由とその対処法について解説します。

自己流でダイエットしている方や、運動時の頭痛にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

ダイエット中に頭痛が起きる原因

ダイエットをしている方が頭痛に悩むケースは多いです。
なぜ、ダイエットを始めると頭痛が起きてしまうのでしょう?その様々な原因を紹介します。

ストレスが頭痛を引き起こしている

ダイエット中の食生活の見直しや、慣れない運動によるストレスが頭痛を引き起こす原因となることがあります。

ストレスが原因で自律神経が乱れると、頭痛のほかにめまいや耳鳴りなどのさまざまな不調が出てきます。

栄養不足による貧血

ダイエット中の食事制限により、鉄分・ビタミン・タンパク質などの栄養が不足すると貧血による頭痛やめまい、息切れなどの症状が起こる場合があります。

水分補給の不足による脱水症状

十分な水分補給ができていないと、脱水症状による頭痛を引き起こします。

糖質制限によるダイエットをしている場合、ご飯や麺類に含まれる水分の摂取量も減ることになります。水分不足は便秘の原因にもなるでしょう。

過度の糖質制限による低血糖症状

過度の糖質制限により、糖質の摂取量が極端に減ることで低血糖を引き起こす可能性があります。

低血糖になると、血糖値を上げるために「アドレナリン」「グルカゴン」が分泌されますが、このために頭痛や吐き気、冷や汗などの交感神経症状が表れます。

また、低血糖になると、糖の代わりに脂肪をエネルギーに変える際に「ケトン体」という物質が生成されますが、ケトン体の過剰生成は頭痛・吐き気・めまい等の不調を引き起こします。

ダイエット中に起きる頭痛への対処法

ダイエット中の頭痛を予防するためには、健康的な生活習慣を心掛けることが大切です。
ダイエット中の頭痛を起こさないための対処法を4つ紹介しましょう。

栄養バランスのとれた食事を摂取すること

無理な食事制限は、頭痛に限らず心身の健康に悪い影響を及ぼす可能性があります。

極端な食事制限や、特定の栄養のみを摂取し続けるような食事はせず、あらゆる栄養素をバランスよく摂取できる食事を心掛けてください。

こまめな水分補給を心掛ける

ダイエット中は、こまめな水分補給をしっかり行いましょう。
十分な水分補給によって基礎代謝がアップし、老廃物を排出してくれます。

また、水分摂取によって食べ過ぎを抑える効果も期待できるでしょう。

良質な睡眠の確保

睡眠不足もまた、頭痛の原因となります。
さらに、睡眠不足と肥満の関係性についての研究結果が知られているように、寝不足の状態では代謝が低下し、食欲が増加すると言われています。

良質な睡眠をとることは、ダイエット成功においても重要なカギなのです。

参考:厚生労働省e-ヘルスネット「睡眠と生活習慣病との深い関係」
参考:一般社団法人日本肥満症予防協会「メタボや肥満の人が「睡眠不足」を感じたら放置してはいけない理由」

ストレスをためない工夫をする

ダイエット中はストレスがたまり過ぎないよう、リラックスできる時間や、ストレス発散できる場を設けることが大切です。

また、小さな目標を設定し、それを達成したら自分へのご褒美で「○○を買う!」と決めるなど、モチベーションを維持できる工夫をしましょう。

極端な糖質制限ダイエットがNGな理由

確かに、体重を効率よく落とすという観点からすれば、糖質制限は効果的であると言えるでしょう。
しかし、極端な糖質制限にはデメリットも多いため、やるからには正しい糖質制限を行う必要があります。

極端な糖質制限ダイエットによるデメリット

糖質制限ダイエットには、ケトジェニック・低糖質ダイエットなどの色々な方法がありますが、過度な糖質制限には次のようなデメリットもあります。

  • 低血糖による頭痛・眠気・吐き気などの不調
  • 便秘になりやすくなる
  • 筋肉量の低下
  • 太りやすい体質を作る可能性がある
  • リバウンドのおそれ

このように、糖質制限ダイエットを終えた後に血糖値が不安定になって、心身に不調が出たりリバウンドしたりする可能性があるのです。

やるからには正しい糖質制限を行おう

糖質制限ダイエットにおいては、全体的な栄養バランスの良い食事をとることは前提として、

  • 徐々に糖質量を減らしていくこと(増やす時も同様)
  • 1日に必要な糖質量(70g~130g以内)は摂取すること

が大切です。
以上を守ることで、ダイエットの継続性を高め、頭痛を始めとした不調を予防し、リバウンドを防ぐことにつながります。

ダイエットのための運動中に頭痛が起きる理由

ダイエットのための運動中に、頭痛が起きた経験がある方もいるのではないでしょうか?
運動している時に限り生じる頭痛のことを、労作性頭痛といいます。

男性よりも女性に多く、ズキズキと脈打つような痛みが特徴です。
労作性頭痛が起きる理由には、以下のように色々な原因があります。

  • 片頭痛持ちの人の場合、運動が頭痛の誘因となることがある
  • 後頭部の筋肉への過負荷によるダメージが頭痛を引き起こす
  • 激しい運動や水分補給の不足による脱水症状
  • 激しい運動による血管の拡張で酸欠となり、頭痛が生じる

運動時に起きる頭痛への対処法

運動中に頭痛が起きた場合、運動をやめれば頭痛が治まることがほとんどです。
しかし、「ダイエットのために運動を全くしないわけにも…」という方のために、対処法を紹介しましょう。

運動量を調節する

頭痛が起きない程度の運動量に調整してみましょう。
また、運動中に痛みを感じた場合は、即座に中止してください。

運動による頭痛で日常的に悩んでいる場合は、どのような動作・姿勢が頭痛を引き起こすのか、専門知識を持つトレーナーに相談するのも一つの手段です。

日常的に水分補給を意識する

運動中に限らず、普段からまめに水分補給をすることが脱水を予防します。
なお、水分補給には、水・麦茶・スポーツドリンク(糖質の少ないもの)が適しています。

もし脱水の症状が出た場合は、症状が治まるまで、日陰に移動して休憩することが重要です。

適切なウォームアップをする

準備運動は、急激な運動によるケガや酸欠を予防するために重要です。
ウォームアップは運動の効果を高めるので、ダイエットにも有効。

身体が十分に温まったと感じるまで、しっかりと準備運動を行ってください。

患部を冷やす

血管の拡張が原因である場合(片頭痛)は、痛む箇所やこめかみを冷たいタオルで冷やすと効果的です。

頭痛が改善しない・悪化する場合は病院に行くこと

今までに体験したことのないような頭痛が生じる場合や、頭痛が悪化の一途を辿る場合は放置せず、深刻な病気が隠れていないか診断を受けてください。

また、医師から鎮痛剤の処方を受けることも選択肢の1つです。

まとめ

ダイエット中に起きる頭痛への対処法を解説しました。
ダイエット中の不調の原因が分からないと、ダイエットに集中できない上に不安ですよね。

適切な対処ができれば、頭痛に悩まされない健康的なダイエットを行うことができます。
体重を落とすことだけに囚われて、自分の身体の信号を見落とさないように注意しましょう。

また、頭痛がいつまでも改善しない、悪化するばかり、気分が悪くなるなどの症状がある場合は一人で抱え込まず、医師に相談してください。

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