「生理中にダイエットしても意味がないって本当?」
「台無しになってしまうのが嫌だからダイエットを続けたい!」
「生理中のダイエットでは何に気を付ければいい?」
「食欲が抑えられない!どうすればいいの?」
こんな不安や疑問でいっぱいではありませんか?
女性ダイエッターの定番の悩みともいえる生理中のダイエット。
結論から言うと、生理中は無理のない範囲でなら、ダイエットを続けても構いません。
痩せにくくなるというだけで、意味がないわけではないからです。
ただし、生理中にダイエットを休んでも台無しになるわけではありません。
生理後の痩せやすくなる期間のために体調を整え、効率的なダイエットを再開することも戦略の1つなのです。
今回は、生理中のダイエットにまつわる疑問や対処法について、「整体×パーソナルトレーニング」のASFiT(アスフィット)がご紹介します。
ダイエットをコツコツ頑張っている方、生理中のダイエットがしんどい方は必見です!
生理中の身体の変化がダイエットに与える3つの影響

生理中は、女性ホルモンの影響でさまざまな体の変化が生じます。
ホルモンバランスの変化による影響を理解しておくことで、ダイエットに対する不安を和らげることができるでしょう。
女性ホルモンが増えてむくみやすくなる
生理前や生理中、食べていないのに太ることがありませんか?
この時期はプロゲステロンの分泌量が増えて、身体が妊娠に備えて水分や栄養を溜め込もうとするため、むくみやすくなって体重が増加するのです。
生理前や生理中に痩せにくくなるのも、プロゲステロンの影響によるもの。
腸の働きが鈍くなって便秘になりやすくなる
プロゲステロンの影響で、生理前や生理初期は腸の動きが鈍くなり、便秘になりやすくなります。
お腹が張ったり、ガスがたまりやすくなったりするのもこのためです。
生理が始まってしばらく経てば解消されるでしょう。
生理中の情緒不安定もダイエットへの不安を強める
生理中はホルモンバランスの変化のせいもあり、食欲の増加や集中力の低下が生じることで、ダイエットに対する不安が強まる可能性があります。
もし、生理周期の影響でダイエットにいつもより強い不安を感じているのであれば、その焦りや不安は一時的なものであると受け止め、心身に負担をかけないことを優先させましょう。
生理中のダイエットは意味がないと言われる理由

生理中のダイエットに意味がないと言われるのは、ホルモンバランスの変化の影響で、水分や栄養を溜め込もうとするため、痩せにくくなることが理由です。
もちろん、痩せにくくなるからといって全く意味がないわけではありません。
軽い運動は血行を促進して、生理痛の緩和につながる場合もあるでしょう。
ただし、生理中の体調不良を我慢し、無理してダイエットに取り組む必要があるかというと疑問です。
生理中の無理なダイエットは、生理痛の悪化や生理周期の乱れを引き起こし、生理後も体調不良を引きずることになりかねないからです。
それよりも、生理後の痩せやすい時期に備えて、身体を労わって過ごすことのほうが効率的です。生理周期を上手く利用して、無駄のないダイエット計画を立てることをおすすめします。
女性は生理周期に合わせたダイエット計画を立てよう

そもそもダイエットでは、1日単位で何をどれだけやった・やらなかったかに一喜一憂するのではなく、長期の取り組みをトータルで考えることが大事です。
そこで、女性は生理周期に合わせたダイエット戦略を立てることをおすすめします。
月経期(生理中) | 無理なダイエットは控え、体調を整えることを優先します。体重維持に努めることを意識しましょう。 |
卵胞期(生理後~排卵前) | 最もダイエット効果が高い時期です。積極的に運動やカロリーコントロールを行いましょう。 |
排卵期 | 基礎代謝が高く、ダイエットしやすい時期です。バランスよく栄養補給し、積極的に取り組みましょう。 |
黄体期(排卵後〜月経前) | 体重が落ちにくく、むくみやすい時期です。むくむからといって水分補給を怠るのではなく、しっかり水分を摂って体を温めましょう。 |
このように、生理周期に合わせてダイエットに取り組むことで、効率的で健康的に減量できますよ。
生理中のダイエットで気を付けたいこと

生理中の無理なダイエットは体の負担になり、生理後も体調不良を持ち越してしまいかねません。
極端な食事制限や無理な運動などは控え、身体を労わってあげましょう。
生理中は以下の点に気を付けて体調を整え、生理後のダイエット再開準備を整えることが大切です。
無理のない範囲で運動すること
激しい運動は、生理痛を悪化させたり、体調不良を招いたりする可能性があります。
ウォーキングやヨガなどの軽い運動にとどめておきましょう。
軽い運動は血行を促進し、生理痛の緩和にも効果的です。
ただし、体調が悪い場合は無理せず休息を取ることを優先させましょう。
バランス良く食べて不足しがちな栄養素を補給
生理中の厳しい食事制限は、貧血や生理痛の悪化など、体調不良の原因となります。
生理中は栄養バランスのとれた食事を心がけ、水分もこまめに補給しましょう。
生理痛感和におすすめの栄養素
- 鉄分
- マグネシウム
- ビタミンB6
- ビタミンE
- イソフラボン
身体を温めてリラックス
体を冷やすと、血行が悪くなり、生理痛が悪化する可能性があります。
ダイエットにおいても、温活は重要。
ぬるめのお風呂にゆっくり入ったり、腹巻やカイロを使用したりして、体を温めましょう。
また、ストレッチで血行を促進し、筋肉の緊張をほぐすことも効果的です。
生理中のおすすめストレッチは、骨盤まわしと背骨のエクササイズ。
以下の動画を参考に、無理のない範囲で実践するといいでしょう。
睡眠の質を上げて疲れを残さないようにする
生理前や生理中は寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりしやすいです。
睡眠の質を上げるためにも、日頃から
- 自身の睡眠サイクルを守る
- 寝る前のスマホを控える
- 朝日を浴びて体内時計をリセット
- ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる
といったことを意識し、疲れを残さないようにしましょう。
良質な睡眠をとることは、食欲コントロールや代謝向上にも欠かせません。
アルコールやカフェインは控える
アルコールは、月経前症候群(PMS)や生理痛などの症状を悪化させる可能性があります。
また、カフェインも、血管を収縮させ、生理痛などの症状を悪化させる可能性があるので、生理前や生理中はこうした刺激物を摂り過ぎないように気を付けましょう。
生理中におすすめの飲み物
- 白湯・ハーブティー⇒体を温め、リラックス効果がある
- ノンカフェインコーヒー・麦茶⇒カフェインを気にせず楽しめる
- ミネラルウォーター⇒水分補給に最適
生理中の食欲を抑えたい!どうすればいい?

生理中の食欲増進に困っている方も多いですよね。
食欲をコントロールするためには、以下のポイントを意識しましょう。
- 食事を複数回、小分けにして摂る
- 食物繊維を積極的に摂る(野菜・海藻)
- よく噛んでゆっくり食べる
- 間食をとる(ドライフルーツ・ミックスナッツ・ホットココア・プルーンなどがおすすめ)
- 趣味や軽めの運動をして気を紛らわせる
食べたいのに無理やり我慢するのはストレスにもなり、非常に難しいです。
生理が終わるまでの一時的な食欲増進なので、食べ方や食べるものを工夫して太らないよう気を付け、食欲を上手にコントロールしましょう。
まとめ

生理中は、体調を優先させることが重要です。無理のない範囲でダイエットに取り組み、心身への負担を減らしてあげましょう。生理後のダイエット再開に向けて、体調を整えてあげることが大切です。
生理周期の影響によるホルモンバランスの変化を理解し、ダイエット計画を立てることが成功のカギ。
生理期間も考慮して、無理なく継続できるダイエットを実践していきましょう。
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