「ピラティスと筋トレって何が違うの?」
「どっちをやれば理想のカラダづくりができるのかよく分からない…」
「ダイエットにはどっちが向いてる?」
「併用すると早く痩せられるって本当?」
こんなお悩みはありませんか?
どちらにもダイエット効果がありますが、何に重点を置くか、また、自分の体力に見合った方法を採用することが大切です。
しなやかなカラダづくりや姿勢改善を目指す方はピラティス、体脂肪を落としてリバウンドしないカラダづくりがしたい方には筋トレがおすすめです。
本格的に体を変えたい方は、併用することで相乗効果が得られますよ。
今回は、ピラティスと筋トレの違いについて、「整体×パーソナルトレーニング」のASFiT(アスフィット)がご紹介します。
どっちが自分に合っているか知りたい方、シェイプアップしたい方はぜひ参考にしてください。
ピラティスと筋トレの違い
ピラティスと筋トレは似ていますが、鍛えられる部位や呼吸法が違うなど、それぞれ異なる特徴を持っています。
ピラティス | 筋トレ | |
効果 | 体幹強化・柔軟性向上・バランス感覚向上・姿勢改善・体の歪み改善・自律神経が整う | 筋力アップ・筋肉量増加・基礎代謝アップ・リバウンド予防・骨密度向上・メンタル安定 |
運動強度 | 低~中 | 高 |
運動方法 | 有酸素運動。ゆっくり流れるような動作を継続的に行う。胸式呼吸を用いるのが特徴的。 | 無酸素運動。瞬間的に高負荷を掛けて筋肉を刺激し、筋肉量増加&筋力をアップさせる。 |
怪我リスク | 低 | 比較的高い |
それぞれの特徴について、詳しく説明していきましょう。
ピラティスの特徴
ピラティスは、ジョセフ・ハベルタス・ピラティス氏によって考案された運動方法。
ピラティス氏は「10回で違いを感じ、20回で見た目が変わる。30回で身体のすべてが変わる」と言っています。
ピラティスの特徴は以下のとおりです。
- 体幹を鍛える
腹筋や背筋の深層にある筋肉(体幹)を重点的に鍛えます。体幹は内臓を正しい位置に保持し、姿勢の維持や動作を安定させる役割を担っています。 - 正しい姿勢が身につく
ピラティスの動きはゆっくりと、深い呼吸を意識しながら行います。胸式呼吸によって交感神経を優位にし、体を活性化させる効果があります。 - 体の歪みが改善される
全身をバランスよく使う運動によって体の歪みが改善され、痛みやコリ、ボディラインが整います。自律神経が整い、体の使い方も上手くなるので疲れにくい体が手に入るでしょう。 - 運動初心者でも取り組みやすい
ピラティスは元々負傷兵のリハビリのために考案されたエクササイズなので、関節への負担が少なく、怪我のリスクも低いのが特徴です。正しい体の使い方を意識して行うため、自分の身体の状態が分かるようになります。
ピラティスのメリット | ピラティスのデメリット |
・ダイエット効果 ・姿勢改善効果 ・腰痛・肩こり・冷え症の改善 ・ストレス解消効果 ・自律神経が整う ・集中力向上効果 | ・正しい動きや呼吸法を覚えるのが難しいと感じる人もいる ・筋力アップ効果は筋トレに比べて低い ・短時間で結果が出にくい |
筋トレの特徴
筋トレは、筋力アップとシェイプアップに重点を置いた運動方法です。筋肉が増えることで基礎代謝が高まり、太りづらく痩せやすいカラダづくりをサポートするので、リバウンド予防にも役立ちます。
以下は、筋トレの特徴です。
- 高い負荷をかけて行う
筋トレは、高重量の負荷をかけて筋肉(速筋)に刺激を与え、筋肥大を促します。速筋は見た目にわかりやすいので、メリハリのあるカラダづくりに役立ちます。自重トレでも、もちろん効果はあります。 - 特定の部位を集中的に鍛えられる
筋トレでは、腕立て伏せやふくらはぎなど、特定の部位を狙って集中的に鍛えられます。 - 太りづらい体になる
筋肉量が増加し、基礎代謝がアップすることで太りづらい体になります。血行が良くなることで、冷え症やコリ改善にも効果的。 - ケガのリスクがある
筋トレは正しいフォームで行わないと、思ったような効果が得られなかったり、ケガをしたりするリスクがあります。
筋トレのメリット | 筋トレのデメリット |
・太りづらくなる ・コリの改善 ・むくみ・冷えの軽減 ・骨密度向上効果 ・ストレス解消効果 ・メンタル安定 | ・筋肉は脂肪より重いので体重が増える場合がある(見た目は引き締まる) ・筋肉痛が辛いことがある ・指導を受けないと正しいフォームを習得しづらい ・怪我のリスクがある |
どっちが自分に合っている?
ピラティスと筋トレにはどちらにもダイエット効果があります。
どちらが自分に合った運動方法なのかは、目的や体力を考慮するといいでしょう。
- ボディメイクしたい人⇒しなやかなカラダづくりや姿勢改善が目的ならピラティスがおすすめ。
- ダイエットしたい人⇒体脂肪を減らし、基礎代謝を上げてリバウンドを防ぎたい場合は筋トレがおすすめ。
- 運動が苦手・筋トレをする筋肉がない人⇒まずはピラティスからスタートするのがおすすめ。体力がついてきたら筋トレにチャレンジも◎。
ピラティスと筋トレを併用することでダイエット効果アップ!
ピラティスと筋トレは、有酸素運動と無酸素運動でもあります。
併用することでダイエットの相乗効果が期待できます。
本格的に体を変えたい方は、この2つを組み合わせて行うといいでしょう。
ピラティスと筋トレの併用効果
- 筋肉量アップ&柔軟性の向上
ピラティスで体幹を鍛え、筋トレで速筋を鍛えることで、筋力と柔軟性をバランスよく向上させられます。 - 運動パフォーマンスアップで効率的にダイエット
併用することで運動パフォーマンスがアップ!基礎代謝が上がり、より効率的に脂肪燃焼を促進できます。 - 怪我のリスク軽減
先にピラティスで体を整えておくことで、筋トレ時の怪我のリスクを軽減できるでしょう。
一日に両方のエクササイズを行う場合のトレーニングの順番は、『ピラティス⇒筋トレ』がおすすめです。
ピラティスで体幹や柔軟性を整えてから筋トレを行うことで、可動域が広がって運動パフォーマンスがアップし、ケガや筋肉痛の緩和にも効果的ですよ。
まとめ
ピラティスと筋トレは、それぞれアプローチできる筋肉が異なる運動方法です。
目的や体力に合った運動方法を採用し、健康的で引き締まった体を手に入れましょう。
ピラティスと筋トレを併用することでダイエット効果がアップするので、本格的に体を変えたいなら、この2つを組み合わせるのがおすすめです。
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